2022年12月作成の記事です
■2022年の値上げ、いつまで
2022年が間もなく終わります。
感染症の拡縮、不穏な侵攻、円安、燃料費高騰、原材料費高騰…など等で記録的値上げラッシュの一年でしたね。
必需品であるたまご、牛乳もそのあおりを食ってます。
そのたまご牛乳の価格を調べていると意外なことに気づきました。
当サイト「攻略法伝授 スーパーのお買い物」の記事「【安いスーパー】ランキング ベスト5」も毎日ご覧ください。傾向がわかるかも
■「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)
23年の食品値上げ、4,000品目突破 値上げペース「今年超え」
~ 来年2月は「10月級」の値上げラッシュ可能性 ~
年内の「値上げラッシュ」は10月を最大の山場としてピークアウトしているほか、12月の値上げもゼリー類など局所的なものにとどまる。そのため年末までの短い間、消費者生活面では新たな「値上げ」から距離を置くことができそうだ。
一方で、来年値上げする予定の品目数は11月末時点で4,000品目を超えた。今月中にも計画ベースで累計5,000品目に到達する見込みで、特に2月は今年10月に匹敵する規模の値上げラッシュとなる可能性がある。落ち着きを取り戻しつつある米ドル・円為替相場も、今年はじめに想定されていた1ドル・110円台と比較すれば依然として大幅な円安水準であり、原油高などエネルギー価格上昇も重なって、輸入に頼る食用油や食材などではコスト上昇圧力が高止まりしたままとなっている。今後も大きく引き上げられる予定の電気・ガス代など、コスト上昇圧力が解消される見込みは薄く、来春は今年を上回る「値上げラッシュ」が到来する可能性が高い。
出典:帝国データバンク「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)
PDF:詳細はPDFをご確認ください
■冷凍食品の値上げにも注意⁈
先日、冷凍食品ランキングが発表されたりして、いま、ちょっとしたブームです。
その第1位は安定の「味の素のギョーザ」でしたね。
しかし、今年の値上げによる家計負担が多い商品群第1位は加工食品なのです。
加工食品とは冷凍食品のことなのです。
なので、ブームに乗って買っていると実は損なのですよ。
■12月18日(日)記事より
12月18日(日)当サイトの記事「【近くの安いスーパー】ランキング ベスト5 12月18日(日)」で以下の様にコメントしました。
ずっと続いている今年の値上げの影響がじわりじわりと出てます。
(当サイトでは、毎日主要な商品の価格比較と点検をしてるのですが、こちらで記録している基準最低価格と同じまたは近い価格の商品は”おすすめ”と表現しています。また最低価格をくぐったものは”最安値更新”と表現しています。)
それらが今月になって減ってきている感じです。
最安値更新はそう頻繁に出ないのは理解できますが、ある商品の基準最低価格と当日のチラシ掲載価格との差が今までは10円ほどだったものが20円以上になってきた印象です。たとえば、基準最低価格が128円と記録しているたまごの今回のチラシの価格は11月までは138円だったものが、12月では148円になっている といった感じなのです。
商品例 最安値 基準最低価格 おすすめ 11月価格 今回の価格 たまご 128円以下 128円 128円以上 138円 148円 キャベツ 100円以下 100円 100円以上 128円 158円 価格推移のイメージ 牛乳も同じ傾向にあります。さらに、今まで120円前後といった価格の安い低脂肪牛乳をチラシ掲載していたものが、160円以上の高価格帯の商品を掲載するようになってきています。
今まで安くしていたものは安くせず、高かったものを少し安く…といった感じです。
チラシには掲載されているが、安くなってないのです!
チラシに載っているからって安いとは限らないのです!
■掲載曜日と価格の関係
チラシに掲載される曜日と社数に何か関係あるのか、必需品であるたまごと牛乳のここ1週間(~12/19)のチラシ掲載社数と価格(税抜き)を調べました。
商品/曜日 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
たまご | 5社 | 1社 | 1社 | なし | 2社 | なし | 2社 |
平均価格 | 150円 | 169円 | 168円 | 171円 | 148円 | ||
価格安い順位 | 2 | 4 | 3 | 5 | 1 | ||
買うべき日 | 〇 | △ | ✕ | ◎ | |||
牛 乳 | 4社 | 1社 | 1社 | 1社 | 3社 | 1社 | 2社 |
平均価格 | 163円 | 179円 | 198円 | 128円 | 180円 | 178円 | 138円 |
価格安い順位 | 3 | 5 | 7 | 1 | 6 | 4 | 2 |
買うべき日 | △ | ✕ | ◎? | 〇 |
■買ってはいけないその理由とは
たまご牛乳は、火曜木曜に買ってはいけない!
そのわけとは⁈
上の表をみると・・・
たまごが安い曜日は土曜日で次が日曜日、牛乳が安い曜日は水曜日で次が土曜日。
また、たまごのチラシ掲載が多い曜日は日曜日、牛乳の掲載が多い曜日も日曜日になりました。
折込みチラシの曜日は、簡単には火・木・(土)・日です。スーパーが一番集客するのは日曜日なのでその曜日に主力品必需品であるたまごと牛乳をチラシ掲載するのは理にかなってます。
では、たまご、牛乳どちらも土日に買えばいいんじゃない?
それに追加で安い曜日を狙って行けばいいんじゃない⁈と思いますよね。
ここで注意すべきは牛乳を買うのは水曜日なのか?という事です。
たまごは価格差が多少あっても商品内容品質にさして大きな差はありませんが、いっぽうの牛乳は価格差が最大70円ほどあり、なおかつ実は「乳等省令」によって7種(牛乳、特別牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳の5種類。ほか飲用乳に加工乳と乳飲料の2種類)に分類されています。
その品質差が価格に表現されています。
簡単に牛乳と言いますが128円と198円の商品では違うものなのです!
チラシの投入曜日は、簡単には火・木・日です。チラシの入る火曜日や木曜日ってポイント付加や割引きがあったりしてなんかお買い得な曜日って感じがしますが、上の表を見ての通り、
火曜日と木曜日は、たまごと牛乳は高いんです!
チラシに載ってるからって安いとは限らないんです!
チラシに載ってるから安いのだろうというイメージを持ってもらうために載せてるだけなんです。
■過去の値上げ関連記事
家計のやりくり大変ですが、記事「値上げの初冬」 値上げラッシュいつまで⁈ 対策あり!には対策も載せております。ぜひ参考にしてください。
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