2022年9月12日投稿の記事です
10月1日更新
■今が 旬 の生筋子(生秋鮭筋子)
北海道の秋の味覚のまさに王様!「生筋子」の季節到来です。
生筋子が生のままそのまま料理になるのではなく、もちろんご存じかとは思いますが生イクラにばらし、いくら醤油漬けになって初めて食べられます。
生筋子を形そのまま塩漬けにしたものはおにぎりに美味しい塩筋子です。みそ漬けってのもあります。
生秋鮭の卵 = (卵の固まり)生筋子 → (ばらばらにして)生いくら(ばら子) → (醤油漬けにして)いくら醤油漬け → (醤油ではなく塩だと)塩いくら という工程です。
■知ってる? 筋子とは
筋子とは、
サケ科の卵巣に入ったままの卵、またはそれを塩蔵したものである。その名の通り、筋のような卵巣膜によって卵が繋がっている。この卵巣膜を取り除きバラバラにしたものをイクラもしくはバラ子と呼ぶ。 ウィキペディア
■時期は? スーパーでも見かけるようになってきました
旬な時期とは、
札幌市内主要スーパーマーケットの新聞折込チラシに最初に載ったのは8月25日でした。
例年お盆開けたころから入荷が始まります。もちろん生秋鮭がいなければ卵も取れませんので、その漁獲高に比例します。2022年は、去年の漁獲高よりも1割ほど改善が見られそうとのことですが、価格は去年並みと予想します。
⇩以下スーパーマーケット各社の生筋子価格推移の表
日付 | 8月25日 | 9月1日 | 9月3日 | 9月4日 | 9月5日 | 9月8日 | 9月9日 | 9月10日 | 9月11日 | 9月16日 | 9月18日 | 9月23日 | 9月25日 | 10月1日 |
お店 | ダイイチ | ダイイチ | ダイイチ ARCS | ダイイチ | 東光 | コープ | 卸売 | ダイイチ | ダイイチ コープ | コープ ARCS | ダイイチ フードD | コープ | 東光 ダイイチ | 東光 ダイイチ |
価格 | g880 | g798 | g798 g980 | g850 | g980 | g980 | g950 | g880 | g880 g980 | g980 g980 | g880 g950 | g980 | g1,180 g880 | g980 g880 |
上記の推移の様に今はg1,000円以下が相場でしょう。
価格が下がっていくのは、今後1ヶ月が勝負です。おいしく食べるのは9月中です。
10月中ごろまでがおいしいものを入手する期限です。
それ以降も流通はしますが粒の皮が堅くなります。いわゆるピンポンになります。
ちなみに、おおざっぱですが生筋子30センチぐらいの長さの1本の重さは200gほどです。覚えておくとぱっと見ねだんが計算しやすい。
■価格(税抜き100g当り)は? ズバリ予想 2022年の生筋子
上記のスーパーマーケットの価格の推移と今年の漁模様を考えると、
今後は、だんだん、だんだん下がって行き・・・
下限の価格は、
税抜き100g当り580円(税込み626円)と予想します。(9月12日現在)
ごめんなさい
予想大ハズレです
1ヶ月様子を見ましたけど、どこもだいたいg980円です。
今年の最安値はg880円です。(10月1日現在)
g580円で売っているのを見かけたら、即買い!です。それ以下のg498円は、タイムサービスや日替りなどの限定販売のみで見かけるでしょう。
※g398円なども出てくると思いますが、お店の政策・売り切り・見切り品・在庫過多・鮮度などに拠るものなので注意です。
安いものは良く見極めましょう。理由があるはずです。
■見分け方は? 知ってる? 鮮度良い生筋子・目利き
見分け方
- 色はあざやかなオレンジ色(最も重要)
- 赤く血がにじんだような黒っぽいものは鮮度落ちてきている
- 粒の大きさは中ぐらいが良い(小粒は出始めで柔らかい、大粒は漁終わりごろ=皮が硬い)
- いくらの粒がやたらと光沢あるものは粒が硬い可能性あり注意
■調理方法は? 生筋子のほぐし方(やさしくね) レシピ
調理方法
- 生筋子が入る大きさのざる・ボールを用意する
- ボールに生筋子と水(水道水で良い)を入れ、真ん中あたりから二つに割る。
- 割ったところから親指を入れ、それを両手のひらで卵を転がすようにほぐしていく
- 何度か転がしていくとほぐれ、最後は筋子の薄皮だけが残る。皮は捨てる
- お米を研ぐような感じで水を何度も変え、つぶれた皮やいくらに残った筋子の皮・膜を取り除く
- いくらと水は白く濁るが、塩を一つまみ入れると元のあざやかな色に戻る
- きれいにばらばらになったらざるに入れる。
- ざるに入ったいくらを水洗い・水切りを何度もよく繰り返す(※アニサキス対策です)
(もしも、ほぐしていて硬い粒の商品にあたったと思ったら塩いくらにして冷凍するという手もあります。生いくら醤油漬けで食べるよりも食感は改善されます。)
■味付けは? 失敗しない 本当においしい いくら醤油漬けの作り方
味付け
- 水を切ったいくらをガラス瓶・プラ製密閉容器などの保存容器に入れる
- 醤油4・めんみ5・お酒1を容器に入れる。量はいくらの頭から指一本分ぐらい
- めんみも良いが、上北農産加工「健骨醤油」だと混ぜず薄めずストレートに使える。あまってもお刺身の漬けやお豆腐などにおいしい
- 冷蔵庫で一晩ぐらい漬けましょう。早くとも半日
- 味見して、甘ければ醤油追加、濃ければめんつゆ追加でお好みに
- 賞味期限は一週間ほど。開封後はお早めにお召し上がりください
味付けは一例です。レシピはたっくさん出てますね。
■生筋子・イクラしょうゆ漬け まとめ
相場が下がった時、タイムサービス、日替り品に出て価格が安くなった時に買って、
ぜひ、秋の味覚を楽しんでください。
味付けした後は、冷凍もできますよ。
冷凍にして本州に送る方も多いですよね。
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