■違う シシャモは…
スーパーのお魚コーナーで「シシャモ」って見かけますよね。平べったいパックに10匹ぐらい入って298円ぐらいからと買いやすい価格です。
居酒屋のメニューでも「焼きシシャモ」ってありますね。ぷくぷくたまごがおいしい!
しかし、よ~く見ると産地はノルウェーだったりアイスランドやカナダのものも。
名前も「カラフトシシャモ」というふうに表記されてます。さらにカッコ書きしてあり「(原材料名 キャペリン)」というふうに書いてあります。
えっ、キャペリン?
そのシシャモは、シシャモではないの? 違うの?
また、もう1種類、価格の高い「シシャモ」もあります。色も大きさも違う。
北海道産で「本シシャモ」って表記されてます。干す時の串に刺さったままで10尾で980円とか。ものすごい価格差です。
そのシシャモは、シシャモではないの? どっちがどっちなの?
■知ってた? カラフトシシャモとは
カラフトシシャモは、
キュウリウオ目キュウリウオ科の海水魚。英名はキャペリンまたはカペリン。
~(中略)~
1970年代以降、シシャモの代用魚として輸入が急増したが、資源量の大差から「シシャモ」といえば本種を指し、シシャモは「本シシャモ」などと呼ばれるようになった。2003年の農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律改訂にともなう販売表示の厳格化を受けた行政指導により、原材料名にはカラフトシシャモと表記される様になった。
出典: ウィキペディア
■白糠シシャモ 出足良好
【白糠】道内有数のシシャモの水揚げ量を誇る釧路管内西部沿岸(白糠町、釧路市、釧路町)のトップを切り、白糠漁協のシシャモ漁が20日、始まった。初日は前年より2割多い3.1トンを水揚げした。
同漁協所属の漁船27隻が午4時半に白糠漁港を出港し、水深30メートルより浅い沿岸部で袋状の網「こぎ網」を引いた。
出典:北海道新聞10月21日記事より
■結論、本シシャモとカラフトシシャモの違いは
結果、シシャモは2種類あるのです。
簡単に言うと、カラフトシシャモ(キャペリン)は、外国産。
本シシャモは北海道産。北海道は鵡川、上記記事の白糠、釧路方面が名産地です。
■おかずや、おつまみに
味付けや干物といった加工をせずに生で冷凍して輸入といった製品も見られますが、多くは干物に加工したものです。
さっと焼いて、マヨネーズと一味唐辛子が定番でしょうか。
から揚げもおいしい。
シシャモは、ちょっとしたおかず、おつまみに最適です。
名産地の鵡川では、鮮度の良いものはなんと寿司種でと生食もあるそうです。
本シシャモは、年末などの時期には、
10尾が2串入って3,000円ぐらいの価格で
贈答用のものとしても並ぶよ