■「食品主要105社」価格改定動向調査―家計負担額推計
相次ぐ食品の「値上げ 家計負担は年間7万円の増加と試算
~ 低収入世帯で食品値上げの負担感がより強く発生 ~
はじめに
政府は9日の「物価・賃金・生活総合対策本部」において、住民税非課税世帯を対象に5万円を給付する追加対策を決定した。9月末に期限を迎えるガソリン補助金の延長、政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦価格について10月以降も据え置くなど、物価高対策を矢継ぎ早に打ち出している。
こうした対策も影響し、10月には年内最多となる6500品目超の値上げが控える一方、11月の値上げ品目数は単月として年内2番目の少なさにとどまる。パンをはじめ、小麦価格高騰が反映された春先の「値上げラッシュ」再来も年明けまでは回避できる可能性があり、値上げの波は秋口をピークに一旦収まる気配をみせている。ただ、今秋の値上げ率は月平均で18%に達するなど、特に低収入世帯や飲食料品支出の割合が高い世帯にとっては負担感の大きい状況が当面続く。政府による物価高対策の恩恵を実感するには、しばらくの時間が必要となりそうだ
調査結果
1、政府の「物価高対策」、食品分野での効果実感はもうしばらくの期間が必要
2、相ぐ食品値上げ、家計負担は年間で平均7万円増と試算
3、年収329万円未満の低収入世帯で負担感大 高収入世帯との差は月3100円にとどまる
■知ってる? なんと年間で 平均7万円も増⁈
帝国データバンクの試算によると・・・
食品値上げによる家計負担額は、
月間で、 5,730円 増、
年間で、6万8,760円 増。約7万円の増!
そのうちわけは、
加工食品 2,560円、
酒類・飲料 1,285円 が大きく、次に菓子 814円、調味料 524円。
以下、乳製品、油脂製品、パンと続く。
■この後も続く続く 値上げラッシュ
2022年の主要105社の価格改定動向は、
1月から8月まで 10,642品目、
9月は 2,424品目、
10月は 6,532品目、
11月は 458品目。
となっており、10月が年内最多となる。
値上げの波はいったん秋口をピークに収まる気配を見せているが、11月以降は飼料価格高騰などを背景に牛乳製品などでも値上げが明らかになっており、負担額はさらに増加する可能性もあり注視していかなければならない。
■値上の秋(2) まとめと対策
試算による家庭負担額に占める割合の多い、加工食品とは、
みなさんもよく利用している、冷凍庫に必ずあるアレです。そう、冷凍食品なのです。
酒類・飲料とはもちろん字の通り、お酒と飲料各種です。
と、すると…
冷凍食品は、使う分だけ買うようにして、
冷凍庫のストック分を少し減らせたら家計負担が減らせるかな⁈
お酒は減らせって言われてもなぁ(泣)
重要対策:
主要メーカーの値上げ発表によりスーパーマーケット各社はもちろんある程度追従しますが、一気にすべてその価格(標準小売価格・メーカー希望価格)となるわけではありません。
在庫終了次第や次回出荷分から値上げ…となります。
また、スーパーマーケット各社も品目・期間限定でお買い得を発表してきます。
ARCSグループならCGC、イオンならトップバリュ、コープさっぽろならCOOP商品といった同等品質でで低価格のPB(プライベートブランド)というものもあります。ぜひそちらも利用してみましょう。
また、スーパーマーケット各社のお買い得な「〇〇の日」、「〇〇デー」、「ポイント〇倍デー」、「〇〇%OFFの日」などを積極的に利用しましょう。
▼過去記事もご参照ください
9月18日記事 ➡ えっ、本当⁉ 牛乳・乳製品 11月値上げ
9月1日記事 ➡ 「値上げの秋」 もう、毎月で困るんですけど!(悲鳴)
8月1日記事 ➡ 夏の値上げ~物価高・値上げどこまで?
6月3日記事 ➡ 6月 初夏の値上げ~物価高
4月3日記事 ➡ 値上げの春 2022年4月 今年は大変です