■国後島周辺 ホッケ漁始まる
【羅臼】
北方領土国後島周辺での安全操業のうち、今年のホッケ刺し網漁が30日に始まった。
初日は羅臼漁協(根室管内羅臼町)所属の9隻が羅臼漁港から出漁し、同日朝から午後にかけて水揚げした。
ロシア国境警備局が船内に乗り込み、書類点検などを行う「臨検」は8隻で行われた。
9隻は午前0時ごろ一斉に出港。1隻が同8時半ごろ、他船も午後1時までに帰港した。15キロ入り魚箱150箱を水揚げした第58朝日丸(19トン)の三浦保之船長は「去年より若干良い。初日としてはまずまず」と話した。
出典:北海道新聞10月1日(土)記事より
■援助金 支払い完了
ホッケ漁は9月16日解禁とされたが、サハリン州への援助金1億5千万円の支払いが遅れていた。9月下旬に支払いが完了し、解禁から2週間遅れで出漁となった。
また11隻の予定が、9隻での出漁となった。