■うれしい 毎月25日はお給料日♪
25日は、待ってました、そして、ありがたいお給料日ですね。
この給料日に合わせ、また月末ということからスーパーマーケット各社はいかにして価格の高いものを買っていただくかという単価を意識した販促(販売促進)になります。
月初めの1~2週目などは、おおむね単価の低い均一祭的な販売が多いようです。50円均一、88円均一などがそうです。それは、前月の給料日が過ぎ月末が過ぎ月が替わり、ちょっと節約が必要となってきた頃がちょうど1~2週目頃なのです。その志向に合わせてに買いやすい価格の商品群を提供します。
月の中頃は、季節品また各企業の重点政策的な商品が出現します。
そして月末、この給料日の販促は、とても重要です。
消費者側はお金があるので、いつもよりちょっと良いものを、いつもより高いものを、たまにはぜいたくをしてみよう、といった意識になりますよね。それが消費傾向となって出ます。

■店員さん向けも少々書いておきます…
消費者には関係ありませんが、お店の方向けのポイントです。
単純ではありますが売上げデータを見ると給料日明けはいつもよりも単価は高くなっているはずです。上記のような消費傾向だからです。店員さんたちは、エリアマネージャーさんや主任さんといった上位者達からは意識して単価を上げるような取り組みをするように言われているはずです。
単価には部門の単価、そしてお店全体の単価があります。
部門単価 = 部門売上高 ÷ 部門売上数量
→ この数字が高ければ、ひと部門の平均売上高がどれくらいなのか、部門の支持があるか、いっぱい買ってもらえているか、の目安となる。
店舗単価 = 店舗全体売上高 ÷ 総合客数
→ この数字が高ければ、お客さんひとりあたりいくらの買い物をいしているのか、いっぱい利用してもらえているのか。
といった目安を見ることができます。部門・店舗どちらの単価も金額が高い方が、売上げは伸びますし、経常利益への貢献も高いです。
だからこそ、単価を上げていく必要があるのです。
しかし、データは売上げ結果の確認のためではなく、どう使うかが問題です。
そして一番の課題点は、その単価をどうやって上げていくかという事です。
■スーパーマーケット各社の取り組みは…
イオンは、ここだけ唯一のB2版特大カラーチラシ投入!資本力でしょうか。おもて面は大型家電に始まり非食品衣料品などを配置。裏面ももちろんカラーで生鮮品・食品を掲載。目玉品の商品画像と価格が同時に強調されていて見やすい。見る方、買う方としてはお買い物の目的を絞りやすい。
ARCS(アークス・ビッグハウス等)は、毎月25日は「ラルズの日」、クイックペイで5%戻し、ポイント10倍。チラシはB3判。構成は日替わり品が全面上部に配置されて見やすい。下半分右は、お得意の1個いくら・2個でいくらのバンドルセールだが、商品羅列でちょっと見づらい。
東光ストア、全力東光ストア祭 5%引き(「毎月5の付く日⑤⑮㉕日はGO!GO!感謝デー」)、
ポイント10倍、カード入会金0円。
チラシは大型カラーB3判、特売品中心の構成で、かつ画像が多いのでイメージしやすい。裏面もカラーなので、ちょっとしたカタログっぽく楽しい。
コープさっぽろは、(ほぼ必ず木曜日にチラシが入る)月末の木曜日は「コープ・ザ・バザール」と銘打ってB3判で日替わり品中心に見せ、鶏だったり鮭だったり、コーヒー・お茶などの商品群ごとに10%引きの案内。うら面は広告有効期間通し企画のセール品とロングスパンなお買い得品の案内。
ダイイチは、「ダイイチGO!GO!セール」と銘打って電子マネーチャージデー、あすからFrecaポイント5倍。チラシはカラーのB3判。構成、価格、商品画像いずれも見やすい。けっこう頑張った値段ですね。裏面は50円・100円均一、各部門の均一価格品の紹介など、おもて面と同じくとても見やすい。
フードDは、「五の市」で当日限り3%割引券+クレジット5%引きで最大8%引き(8%って、すごいですね!)。B4サイズのチラシを見ても各部門は普段出ない価格でそれでいてチラシの目立つ場所に特価品が配置されています。タイムバーゲンもすごいですよ。

■見比べてみてください
スーパーマーケット各社はそれぞれ工夫を凝らしチラシ構成しています。
大きくイメージを変えることはしないので、見慣れるとちょっと見ただけでどこのチラシかわかりますよね。
見慣れたもの見慣れていないものもぜひ比べてみてください。

■給料日はチラシ合戦 まとめ
今回は、あくまでイメージですがチラシを見る限り、
東光さんとイオンさんが買い物しやすいかなと思います。

