■たまごが大ピンチです
2023年4月11日の記事です。
「物価の優等生」、「安売りの目玉商品」であるたまごが今手に入らないことになってきています。
エッグショックが深刻です。
(牛乳の記事も合わせて掲載してあります)
この記事ではたまごの買うべき曜日を当サイト独自のデータに基づいて提案します。
■エッグショックとは
過去に起きている〇〇ショック
オイルショック
1970年代に2度発生した、原油の供給逼迫および原油価格の高騰に伴い、世界経済全体がきたした大きな混乱の総称。石油供給が途絶えれば、日本は物不足になるのでは?そんな不安感が人々を買いだめや買い占めに走らせトイレットペーパーがなくなる。
平成の米騒動
1993年(平成5年)の記録的な冷夏による不作が原因(げんいん)となった米不足の時のこと。消費者はもとより、卸売業者までもが米の確保に奔走し、小売店の店頭から米が消えるといった混乱が発生。タイ米が輸入されたが不人気だった。
リーマンショック
リーマン・ ブラザーズが経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生。
ウッドショック
新型コロナウイルスの蔓延によって木材の需要と供給のバランスが崩れたことによって発生。
木材価格が高騰し住宅供給に影響。
エッグショック
エッグショックとは、
「たまごの価格高騰と、外食産業のたまごメニューの廃止・洋菓子メーカーの減産」をいいます。
その最近のエッグショックは、主に2つの理由によるものです。
①鶏の死亡や殺処分
一つ目は、鳥インフルエンザによる鶏の死亡や殺処分により、鶏卵の生産量が激減し需要に対して供給が追いつかなくなったため、価格が上昇しました。
3月28日に続き4月3日、そして4月7日に千歳で確認されました。合わせて122万羽が処分となりました。
鳥インフルエンザは、鶏に感染すると非常に感染力が高く、死亡率も高い病気です。このため、感染が確認された場合、鶏の殺処分が行われます。
②飼料となる穀物の価格高騰
二つ目は、鶏の飼料となる穀物の価格高騰もエッグショックの一つです。この間の値上げや国際情勢で穀物の価格が上昇したため、飼料の原材料となるトウモロコシや大豆の価格も上昇しました。結果、コストが上昇し、鶏卵の生産コストが増加したため価格が上昇したと言われています。
■本当にたまご牛乳は火曜木曜に買ってはいけないのか
当サイトの「たまご牛乳は、火曜木曜に買ってはいけない!」の記事では以下のようにまとめ、
火曜日木曜日には買ってはいけない!と提案しました。
火曜日と木曜日は、たまごと牛乳は高いんです!
チラシに載ってるからって安いとは限らないんです!
チラシに載ってるから安いのだろうというイメージを持ってもらうために載せてるだけなんです。
しかし、元データが不足していました。分母が小さいです。
では、
本当に、たまご牛乳は、火曜木曜に買ってはいけないのか⁈
検証の必要があるのでは!!
ということで、2023年の2月と3月でデータを取り検証してみました。
当サイト「攻略法伝授 スーパーのお買い物」の記事「価格差はこんなに! スーパーの特売情報」も毎日ご覧ください。傾向がわかるかも。
■掲載曜日と価格の関係
2023年2月1日(水)から3月31日(金)までの59日間のたまごと牛乳の価格を調査しました。
元データが大きいので掲載はしてません。
新聞折込みチラシへの掲載回数と曜日別平均価格です。
【たまご】
たまご | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
掲載回数 | 38 | 0 | 2 | 5 | 6 | 1 | 24 |
平均価格 | 170円 | 0円 | 178円 | 160円 | 187円 | 198円 | 167円 |
安い順位 | 3 | ー | 4 | 1 | 5 | 6 | 2 |
2月の掲載回数 17回、3月の掲載回数 10回、2ヶ月合計で27回の掲載
2月の平均価格 171円、3月の平均価格 177円、累計平均価格173円(税抜き)
税込み価格に直すと2月は184円、3月は191円と1ヶ月で7円値上がりしています。
道民なじみのあのコンビニでは228円でした。
【 牛乳 】
牛乳 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
掲載回数 | 36 | 6 | 25 | 30 | 20 | 15 | 16 |
平均価格 | 169円 | 197円 | 158円 | 178円 | 190円 | 182円 | 144円 |
安い順位 | 3 | 7 | 2 | 4 | 6 | 5 | 1 |
2月の掲載回数 27回、3月の掲載回数 29回、2ヶ月合計で56回の掲載
2月の平均価格 161円、3月の平均価格 159円、累計平均価格160円(税抜き)
3月の平均価格は2月よりも下がっていますが、200円を超える高価格帯の牛乳のチラシ掲載が2月の6回に対し3月は2回だけでした。広告の品が低価格帯の商品にシフトしています。
ドラッグストアでは148円、激安な市場では118円、3月25日にリニューアルしたバリューなお店は158円でした。
■買うべき日・買わない日
上の表の曜日と平均価格の関係から考えると・・・
【 たまご 】
買うべき曜日・・・土、日
買わない曜日・・・火、木、金
【 牛乳 】
買うべき曜日・・・火、土、日
買わない曜日・・・月、木、金
買うべき曜日は、土曜日、日曜日だ!
■土曜・日曜に買うべき理由とは⁈
ここまでをまとめると・・・
たまごは、火曜木曜に買ってはいけないと言えますが、
牛乳は、火曜木曜に買ってはいけないとは言えません。木曜日は買うべきではないが火曜日はむしろ安い。
木曜日はたまごも牛乳も両方とも高い。
しかし、この後おしよせる値上げも予断を許さない状況です。
たまごは、先日(4月7日以降千歳で122万羽)の鳥インフルの件もあり尚更です。
土曜・日曜に買うべき理由とは、
土曜・日曜はポイント増量の企画が入ることが多いからです。
ポイント増量の企画を併用しましょう!
たまご牛乳は、
土曜日曜に買うべき!
他の曜日は買わない!
価格の安い曜日を把握し、ポイント増量という企画を利用して、
エッグショックを乗り越えていきましょう。
(しかし、たまごは3月26日以降チラシ掲載されなくなっています。)
■会社別平均価格
参考までにスーパーマーケット各社の社別平均価格も載せておきます。
この価格が安いからといって、その後を保証するものではありません。非常に流動的です。ご注意ください。
ちなみに4月9日のとあるスーパーでは6個入りパックしかありませんでした!
たまご | イオン | ラルズ | 東光 | コープ | ダイイチ | フードD |
---|---|---|---|---|---|---|
平均価格 | 掲載なし | 167円 | 184円 | 173円 | 170円 | 157円 |
牛乳 | イオン | ラルズ | 東光 | コープ | ダイイチ | フードD |
---|---|---|---|---|---|---|
平均価格 | 151円 | 163円 | 189円 | 166円 | 147円 | 156円 |
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