手術直後はつらかったけど、今は、楽ですよ~
■頚椎症とは、どんな病気なのか
頚椎症(けいついしょう)って、みなさんご存じですか?
お悩みの方、検索した方はこちらをご覧になっているのでしょう。
参考までに、私の手術の体験記です。
現代では、ほぼ100%スマートフォン所有、またあらゆる所でのパソコン使用で、スマホ首・ストレートネックなどが話題となっております。私見ですが、そういった点では頚椎症は今後ますます増えていく現代病ともいえる病気ではないでしょうか。
ではその頚椎症とはいったいどんな病気なのか?
(日本整形外科学会様HPより抜粋させていただきました)
【 症状 】中年~高齢の人で肩から腕の痛みが生じます。腕や手指のシビレが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度はそれぞれです。
一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になります。上肢の筋力低下や感覚の障害が生じることも少なくありません。
【 原因 】加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、脊髄からわかれて上肢へゆく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こります。
遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。
出典:公益社団法人 日本整形外科学会のHPはこちら
このパンフレットのPDFがとても分かりやすいです → 頚椎症PDF
■私の場合は・・・
年齢は50代ですが、
そういえば…って思い出せば、そもそも40歳ごろからいつも寝違え・すじ違いみたいな首肩の筋(スジ)の違和感がありました。ほぼ毎日です。いつも首を左右に2~3回数回肩の方に曲げたりしていました(たとえると、ビートたけしさんのような)。
でもある時急に無くなるのです。気づいたら今日はすじ違いないなぁって。
布団に入った時も、枕のセッティングには気を使いましたね。なかなか頭の場所が落ち着かない。
低反発、高反発、パイプ、そば殻、ホテルみたいなふかふか、タオル、それらの組合わせ、価格のお高いもの安いもの、などなどそれはそれは色々試しましたよ。
(枕の交換で症状が良くなったっていう人も聞きます)
でも一番自分に合ったのは、安っぽいパイプ枕でした。前後左右の高さ低さの調節が自在です。私の場合は枕の真ん中をドーナッツの様にへこまして、そこに後頭部を入れ、周りの盛り上がった部分で首を支えると楽に寝れました。ちょっとあごを上げる感じが 楽です。
それは、椎間板って首の前側(のど側です。うなじ側にはありません)なので、あごを引くと圧迫され、つらいです。
■最近では
50歳を過ぎてから、10キロほどの重さのあるものを運ぶ仕事をしばらくしました。
荷物を両手で持ち上げちょっと移動するだけなのですが、ある時、妙に首だけこるなぁって感じたのです。それは、肩こりや筋肉痛では無くて、首の真後ろ側、首の骨と脊髄のつなぎ目あたりに違和感が。
こってるでもなく張ってるでもなく、すじ違いのような肉離れのような。首のあたりが痛いけどどこが痛いのかわからない。
疲れがたまっているのだろうと思い、仰向けに寝て両手を伸ばして頭の上にあげて背筋を伸ばしてみたり、ストレッチロ-ラーをしてみたりしてもさっぱり良くなりません。違和感のある辺りを押したり触ってもこってるようではありません。もちろんその辺りをもんでも良くなりません。
仕事などで体を動かしているときは気が紛れて良いのですが、パソコンに向かっているときやスマホを見るときなどは、終始首を右に曲げたり左に曲げたり、ちょっと上を向いたり下を向いたり、左右の肩を上げたり下げたりとじっとしていられないのです。
■えっ、しびれる⁈
ある時気づいたのです。
左手がしびれる!
左手を普通に下げていると、手のひらにしびれがあるのです。
さらには、左手の手の甲を180度内側に向けて(手のひらを完全に外側に向けます)少し上を向くと左手全体がしびれるのです。
しびれるっていうのはいけません。
おっかないよね。脳なんかにも関係してきますからね。
■症状から 検索してみた
検索
頚椎 違和感 しびれ で検索しました。
「頚椎症性神経根症」「頚椎症性脊髄症」とヒットしました。
症状をみるとすべて一致します。
…頚椎の椎間板がつぶれて神経を圧迫してるんだ。
「 頚椎症 」だ。
■病院へ
お医者様からは、症状から「頚椎症だね」と言われました。さらに確認のため後日CTによる診断も受けましたが、やはり頚椎症であると確認されました。
そこからは治療です。
投薬(飲み薬)・患部の血行を良くする温熱療法・電気治療を受けました。
(ほかにも上から首を引っ張る治療法などもあったようですが。)
・・・しかし、症状は一向に良くなりません。
診断を受けてから4か月目頃には、お医者様からの指示ではありませんが、市販のコルセット(カラー)を首巻いて過ごしました。
また仕事の無い日は三角巾で左手を吊っているととても楽でした。
■セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、
患者さんが納得してご自身の診療(検査・診断・治療)の選択・決断 ができるように、検査結果や治療法、いままでの治療の効果、これから先の治療法や療養についてなど担当医から聞いている説明や意見とは別に、他の医療機関の医師に意見を求めることです。
■新たにほかの病院へ
けっして先の病院・お医者様から不信感となるような対応があったわけではないのですが、首、頚椎・脊髄ってとても重要な大事な部位ですよね、怖いですよね。
なので、セカンドオピニオンです。ほかの病院を受診しました。
新しい病院でも結果としてはやはり「頚椎症」であるとの診断を受けました。
■治療方法は?
新しい病院での治療は、投薬とリハビリでした。
投薬は前と違う薬でした。
リハビリは、理学療法士さんによるものでした。首の筋がつながっている肩甲骨を柔らかくするといった内容のものです。横になって肩を何度も回してもらいます。
また自宅で自分で2種類のリハビリも。
それは、
①一つ目は、
両肘をまげて肩の高さにあげ胸を張るように肩甲骨を後ろでくっつけるようにするもの。一度に100回ほど。単純ですが、これがけっこう効きましたよ。とても楽になりました。
②もう一つは、
右の親指を右の肩の三角筋に付け、左の親指も同じように左の肩の肩甲骨に付け、肘を前回りにに20回以上、後ろ回りに20回以上。私はまえ後ろ合わせて毎日100回以上していました。
しかし、日常で両腕を使う作業をしたあとはすぐに首後ろに違和感が出ます。やはり症状が少し軽くはなっているけど治っていっているわけではなさそうです。
■手術という選択
通院して3か月が経ちました。
1か月目ぐらいまではリハビリで症状が軽くなったと感じることができたのですが、そこからは平行線です。通院初めの痛みを10とすると、1か月目で8ぐらいまで下がりました。しかしそこから7~6へ、そして0(ゼロ)になりたいのに下がっていきません。
「一生薬を飲み続ける生活をしていくのか?」、
「このままで良くなるのだろうか?」、
「(腕を使わないようにするという)生活に制限がある」、
「仕事もしなくては」
などと悶々としていたところ、
先生のほうから
「このままの状況だと生活も制限されるし、職場復帰もままならない。手術を選択しますか」といただきました。
そして
「手術時間は1時間半、出血量は5~10CC、1週間ほどで退院、その後3~4ヶ月で劇的に楽になるよ!」とのお言葉。
「頚椎前方固定術でやります。」
先生は相当な症例術例を持っていらっしゃるようで、問診・触診・画像診断などから総合的に私の症状はどういった手術が適切であるか瞬時に判断されていました。
その自信に満ちた言葉に、もちろん私には手術を選択しないという判断はあり得ませんでした。
『手術を行わない場合は症状がさらに進行すると予測される。またその他の治療法では、病状が進行した状態では効果が期待しにくい。』
この説明が一番私の背中を押しました。
■手術前日・入院1日目
明日の手術にむけて、前日に入院です。
いま時の入院って楽ですね。荷物が少ない。
もちろん有料ではありますけど、アメニティーセットっていう病衣寝間着から洗面用具などの消耗日用品までがセットになっているものがありますから。
少しのお金、スマホ、充電器、日数分の下着、スリッパなど、あわせてカバン一つで間に合います。
入院申込書などの書類含めて持ち物準備は万全です。
でも、どうも眠れなかった。不安だったのかな。
午前中に病院に入り、準備です。
入院のオリエンテーション、今後の予定、入院中の生活の説明、手術の説明、麻酔科医の説明、薬剤師からの薬剤指導、検温など。そしてCT。
その後、シャワーを浴びて、夕食。19時以降は水分も取ってはいけません。
普段の生活よりもずっと早めの21時就寝です。
■手術当日
そして、朝、
またまた眠れませんでした。不安なのか、緊張なのか。7時ごろ起床。
7時半ごろ、まずは、手術台で脱ぎやすいように長寝間着に着替えます。また下肢の血栓予防のための弾性ストッキンングを履きます(そんなものあるんですね)。
そして、点滴をするための刺入をし、固定します。
この時点でも、いつも通り首の後ろにモヤモヤがある。
ちょっと頭痛もあるかな。もしかして手術終したら無くなるのだろうか。
この軽い頭痛はいつもありました。自分は勝手に頭痛持ちだと思っていました。
(しかし手術後は頭痛ありません!首から来てたようです)
そうこうして待っていると9時20分ごろになりました。
先生がみえました。
「心配いらないよ。大丈夫です。」
9時半、看護師さん付き添いで手術室へ。
■いざ、手術(頚椎前方固定術)
ドアを3枚ほどすぎて手術室へ入りました。
眼鏡をはずしていたのでよく見えなかったのですが、手術室には先生と看護師さん合わせて5名以上いたでしょうか。
(みなさんありがとうございました)
手術台の上で横になります。ここで長寝間着を脱ぎパンツ一丁に。
上にタオルをかけられます。
酸素マスクを付けました。
そして麻酔医から「点滴のところ冷たくないですか?どこかいたくないですか?」と聞かれ、
「大丈夫ですけど、点滴部分が少し痛寒いです」と答えました。
そのあとでお決まりの「じゃあ、10まで数えてください」とか言われると思っていたのですが、「〇〇(忘れたけど、多分薬の名前)を〇〇ミリグラム」というのを聞いたのが最後、眠ってしまいました。
全身麻酔は3回目ですが、2までしか数えたことがありません。効きやすいのでしょうか。
■頚椎前方固定術(けいついぜんぽうこていじゅつ)とは
先生からの説明を私なりに解釈推測すると、頚椎前方固定術とは、
首の前右側を3センチほど開き、
①、そこから内視鏡(顕微鏡?)と血を吸う管、またメスのようなもの(?)を入れ
②、つぶれている頚椎椎間板を削ります(石灰化している骨あればそれも削ります)
③、削ったところに人口骨を詰めます
④、最後にのどの滑りよ良くするためチタンの板をのど前側に入れます。
首前側からしわに対して平行にメスを入れるので、傷口(創)の縫い目はのちのち首のしわに隠れて目立ちません。
逆に首の後ろ側(うなじ側)は筋肉があり難しいのだそうです。
実際、椎間板があるのは首の前側ですし。
ざ~っくりと説明するとそんな感じです。
※あくまで私の解釈なので手順・内容・器具等違うかもしれません。もしも同様術式受ける場合は必ずお医者様からしっかり説明を受けてください。
■おどろき! 目覚めたら、
手術は1時間半ぐらいと聞いていたので、11時過ぎ頃には終わっていたのでしょう。
術後3時間は絶対安静です!
目が覚めたのは午後2時半ごろでした。
看護師さんの何かしている物音に気付いたのか、単純に麻酔がきれたのかはわかりませんが、目覚めた第一印象は息苦しい!でした。もうろうといしています。
看護師さんに「…うぅ(声が出にくい)、い、今何時ごろですか?」と聞いて時間がわかりました。
目が覚めたら、「管(くだ)がいっぱい!」
①、酸素マスク
②、点滴(生理食塩水?、ビタミン?、抗生剤?)
③、首から2本。術部の出血を抜く。管の先はザクションリザーバーという自動的に血を吸ってくれる10センチ四方ぐらいの袋につながっています。
④、胸に心電図
⑤、尿道カテーテル。おしっこを外の袋に出します。膀胱の中に風船が入っていてぬけません。微妙に気持ち悪い。麻酔で眠っている間に入れたようです。
⑥、血圧・脈拍・体温測定器
⑦、パルスオキシメーターも付いていたかも
※傷口(創)の状態と、痛み・しびれ・手足の運動の状態は毎日の回診時確認。
週二回採血。
4日目まで午前午後抗生剤の点滴。
痛み止め毎日服用。
血圧・体温・脈拍 毎日測定。
■気分が滅入っている
酸素が出ていて安心で必要なもののはずが、酸素マスクが息苦しい!
目覚めて1時間ぐらいで取り外してもらいました。
そして、とにかく深呼吸を何回何回もしました。
また、手術後の枕はタオルを重ねたものだったのですが、病院のもともとのパイプ枕に変えてもらいました。タオルの方が良いという患者さんも多くいるのでしょうが、タオルは高さの調整だけなので好きなように形を変えて首を支えてくれるパイプ枕が自分に合っていました。
これが相当楽になるきっかけだったと思います。
ちょっと落ち着いて気づくと、いままでずっとモヤモヤしていた首の後ろの症状が変わってない。
例えると、ずうっと空気枕(仰向けの体制で首の筋力だけで頭を枕ある時の高さに維持する)をして首がつらくなったような感じのような、張りのようなコリのような、ずっと同じ姿勢をしていて辛くなって体を伸ばす時のような。
でも、そりゃそうでしょう当たり前です!
手術終わってから何時間も経っていないのですから。
両手も力が入らない。特に左手を開いたり閉じたりするのがのろのろ緩慢だ。手のひら全体にも火傷のような痛みがある。触ると痛い。
しかし切った首の傷口の痛みはほとんどありません。
冷静に考えれば、怪我であっても病気であっても治療して瞬時に治ることってあり得ないのですが、手術という大きなものに過度の期待をしていたようです。
気分が滅入ってます。どよ~んと、うつ状態でした。
16時ごろ先生が回診にみえ「大丈夫、手術は順調だったよ。良くなるよ!」と励ましを受けたのですが、「はい、ありがとうございます。」としか言えず、正直、気分は良くありません。
首の後ろ辺りが痛い。
多くの機器を取り付けているため寝返りが打てない。
首を左右に動かすだけしかできない。
尿管もなんか気持ち悪い。
・このまま窒息したり動けなくなって死ぬのではないだろうか。
・一生痛み止めの薬を飲み続けて、首後ろの違和感を感じて生きていくのか。
・このままだと絶対仕事もできない。
・道路の側溝を作るコンクリートのU字溝で頭肩を固定されているようだ。
・退院してからトレーナーやパーカーを着るのが怖い(ほんの数十センチの暗い所をくぐるのが怖いのではないかという意味不明な感じ)。
~上のような感覚が頭の中でぐるぐると繰り返します。
少し眠りたいのに眠れません。
17時ごろ、夕食が運ばれてきました。
ベッドを起こしてもらい手すりの上に横に台を渡し夕食を乗せてもらいます。体は足を伸ばして上体を90度まげて起こしているのですが、
つらいです。無理です。
首がつらくてそれ以上前のめりにできません。すぐに横になりたいです。
夕食の内容は、米飯・味噌汁・きゅうりの酢の物・パスタのサラダ・鶏肉の5品だったのですが、味噌汁を2口ほどすすり、酢の物のきゅうりを3切ほど食べただけで下げてもらいました。
無理です。
その後は点滴のせいか不思議とお腹は空きませんでした。
21時消灯です。痛み止めを飲んで横になりますが、とても眠れるようには思えません。きのう買っておいたスポーツドリンクを数口口にします。
30分おきぐらいでしょうか、眠ったり目が覚めたり。
あまりにつらいので、深夜0時ごろ座薬を入れてもらいました。
■術後2日目~少し気分が良い
そのあとは眠れたようです。でも朝6時前に目が覚めてしまいました。
おっ!、
首後ろの違和感・痛みが、少し良くなっているようです。合わせて気分が良い。何か前向きです。自分でわかります。
これは、快方に向かっているのか!
この日は、ザクションの血の回収・尿の回収、採血。ただ尿が少ないとのことで再度点滴です。
8時、朝食です。起き上がることができました。ベッドに腰を掛け両足を下ろし座ることができました。
傷口の痛みもなく、のどのつかえを若干感じるものの、完食できました。
9時、先生の回診です。気分が良いことを伝えました。出血量が少ないことから、傷口のザクションのドレン(管)を1本抜きました。その後心電図も外しました。
そして、尿管も外してもらいました。
これはなんとも気持ちが悪いものです。最初に膀胱から抜けてこないようにしているバルーン(風船状の物)の空気を抜きます。そして尿管を抜いていくのですが、抜いていくのが排尿の、おしっこしているあの感覚です。
私 「あぁ、ちょっとちょっと待ってください、おしっこ出ちゃいます。もらします!」
看護師さん 「大丈夫ですよ~」(もちろん落ち着いていました)。
おしっこが出る感じって尿道の中の神経なのですね。そこを管が出ていくからおしっこの感覚と同じだったようです。びっくりしました。
午後1時軽くリハビリしました。上肢の動作確認、筋力の確認、リハビリの実施計画についてなど。
その後は、痛いが横になって静かにしています。
体を少し右に向けることができました。左向きにすると下にした左手の二の腕の裏辺りがしびれるような感じを覚えます。なので基本仰向けで枕を調整しながら首だけちょっと右向いたり左向いたりして休みます。
21時消灯。
なかなけ寝付けません。
痛みも感じます。深夜看護師さんを呼びました。飲み薬ではない点滴の管に注射するタイプの痛み止めを処方してもらいました。
その注射タイプが効いたようです。2度ほど目が覚めることがありましたが眠れました。
■術後3日目~横に向いても痛くない体制がみつかる
朝9時、回診です。
問診・触診し、シャワーの許可が出ました。
また2本目の傷口のザクションのドレンも取れました。
その後、昼寝が良くできたのでとても楽になってきました。
きのうまでは、基本仰向けでしか寝ることができなかったのに、右も左も横に向いても痛くない体制が見つかりました。
しかし21時消灯後なかなか寝付けません。22時半ごろベルソムラという眠剤をいただきました。30分ほどで効いてきたものと思います。
けっこうぐっすり眠れたようです。
眠剤(睡眠薬)って何か漠然と怖いというイメージがあって使うのをためらっていたのですが、その点薬剤師さんに相談すると、
今の眠剤は、眠くするのではなく、眠くならないものを取り除くものだよ。眠りに対するアプローチが違うから不安はありませんよ。
と教えていただきました。安心のようです。
■術後4日目~なにかおかしな夢を見る
6時半起床、けっこう眠れた。
痛くない体制の寝方がわかったのと、快方に向かっているのだろう、寝やすかった。
でも首後ろの違和感痛みは無くなったわけではない。
日中はリハビリ、抗生剤の点滴などで安静にしている。
夜、よく眠れたと思うのだが、おかしな夢を見た。
■何かおかしな夢を見たよ
術後の経過に対して、また、その後の生活・仕事に対して不安だったのでしょう、変な意味不明な夢をよく見ました。
でも夢って、いつも意味不明・支離滅裂ですよね。
※すべて手術4日目に見たわけではありません。
■術後5日目、6日目~快方だが痛みがある
今日は、検温、血圧測定、抗生剤点滴、リハビリ。といった内容。
あとは安静にしている。
日々どんどん良くなってきている実感はあるのですが、特にこの5日目6日目は日中よりも就寝後の夜中がつらかったです。
日中はベッドで、昼寝をしたりスマホで音楽を聴いたり、テレビを見たりして過ごすのですが、そのようにしている時はいいのですが、
就寝時間過ぎてから目からも耳からも刺激がないと首の感覚に意識・神経が集中します。
やはり首の傷口の痛みは無いのですが、首の後ろの張りのようなコリのような何とも言えない筋違いのような痛みをはっきりと感じます。
5日目6日目は共通して、食後3回の飲み薬に加えて、深夜の注射タイプの痛み止め、朝方の座薬を処方していただきました。
■術後7日目~1週間経った
8時ごろ先生の回診。
問診、触診。
「首に負担がかかるので、まっすぐに上体を起こさず、横向きに起き上がるように。」とのアドバイスももらう。
今日はクリニックの看護師さんたちも状況を聞き取りに来たようだ。何人か来ていた。(受診はクリニックです。そこには手術の設備がないので、提携しているここM病院に入院しています。)
今日は10時と13時とでリハビリを2回した。
今日で1週間になるが、リハビリが良いのか、薬の効果か、昨日おとといと違い夕方でも痛みが少ない。
就寝時間に寝る。夜中トイレに一回起きたが眠れた。
■術後8日目~退院前日
ほどほど眠れているようだが、何度か目覚める。しかしそれは痛みではない。なんか変な夢を見たせいか。
6時半には起床。
7時、血圧・体温・酸素濃度を測って朝食を。
9時、先生の回診。「痛みはどうですか?、明日の朝、今日のレントゲン見て退院だね。たぶん問題ないよ。その時ステリー(首の傷口を止めている白い絆創膏みたいなもの)も交換するね。」
10時 リハビリ
11時 レントゲン
12時 昼食 今日は地域のお祭りだったので、内容は、焼き鳥丼・たこ焼き・ポテトフライ、それに茨木のメロン付き!最高でした。M病院ごちそうさまでした。
13時 リハビリ 2回目
安静にして夕方~夜~就寝
眠れました。
■術後9日目~退院
6時半 起床
8時 朝食
9時 回診、「レントゲン OK、絆創膏 張替え OK、退院 OK です!」
「大変お世話になりました。ありがとうございました。」
10時半ごろ 無事、退院しました。
■その後・・・
その後1週間(手術から2週間後まで)
…退院してから1週間目にクリニックの診察があるので出かけてきました。
まずレントゲンを撮り受診。先生は(画像を見て)「手術も順調でした。問題ありません。痛みも減っている。このまま治っていきますよ。」といただきました。
本当に楽になってきてはいるのですが、夜はなかなか寝付けません。自宅のベッドが柔らかすぎるのか、堅めのソファーで眠りました。ただし処方された痛み止めと胃の薬は朝晩2回欠かさず飲んでます。そのためか日中眠いことがありました。
ここからさらに1週間後(手術から3週間後まで)
…だいぶ楽です。朝晩の痛み止めと胃の薬は継続です。
そしてさらに1週間(手術から4週間後まで)
…さらに楽です。もう何でもできそうですが、まだ1か月しか経っていません。通常の体力が戻るまでは3~4ヶ月といわれているのでけっして無理はしません。正直、腕立て伏せや多少の力仕事もできそうな感覚です。
飲み薬は断続的です。できるだけ飲まないようにしています。痛みを感じて飲みたくなっても、朝は飲まず夜だけ飲むとか、朝飲んで夜は飲まないという風にして回数を減らしています。
順調に楽になってきています。まだ劇的に楽にとは言えないけど。
W先生、
クリニックのみなさん、
M病院のみなさん、
「ありがとうございました。」
同じ悩みのある方、症状や気になることがあれば早めに必ず専門医に相談してください。
『手術を行わない場合は症状がさらに進行すると予測される。またその他の治療法では、病状が進行した状態では効果が期待しにくい。』
この説明が一番私の背中を押しました。